四国八十八ヶ所霊場第88番札所 大窪寺
香川県と徳島と県境に近い山間にある四国八十八ヶ所霊場第88番札所、香川県さぬき市にある大窪寺(おおくぼじ)へ行ってきました😊
1番札所から巡る順打ちではお遍路を締めくくる結願(けちがん)のお寺、また88番から巡る逆打ちでは最初に訪れる(発願する)お寺です。
717(養老元)年、行基菩薩が開基しました。
四国にある八十八ヶ所の札所をまわり四国全体を巡礼するお遍路巡りはいずれも歴史が古く、お大師さまとの由緒があると伝えられています。
また、八十八ヶ所のお寺を巡礼することで八十八の煩悩を取り払い、悟りを開くことができるとも言われています。
ちょうど紅葉時期、門前の紅葉が見事✨ 階段を上がる前に心を整えます。
山門をくぐると、結願のお寺に相応しい佇まいの本堂が見えてきます。
歴史と共に時を抱え込んだ重みを持っている本堂に参拝者は皆足を止め、ゆっくりと見ていました。
お大師さまがお遍路を終える人達を労うかのように立っていました。
そのお姿の前でお遍路さんは手を合わせながら、八十八ヶ所をまわってきた道中の風景や出会った人々の事を思い出しているのかも知れませんね。
無事に長旅を終えた金剛杖を納める寶杖堂(ほうじょうどう)があり、お遍路の菅笠(すげがさ)や金剛杖が奉納されていました。
金剛杖の多さに圧倒!😶
『同行二人(どうぎょうににん)』 常にお大師さまと一緒に旅をしているお遍路さんの姿が多く見られました😊
「結願したので、この後は高野山へ行ってお礼参りをしますよ」とのこと。
香川県で〝高野山〟という言葉を聞けるのは嬉しいですね。
どうぞお気をつけてお越しください🥰
参拝後はしばらく真っ赤な紅葉を見入ってしまいました🍁本当に見事!!
寺前の白いサザンカです。とてもきれいに咲いていました♪


















