持明院「はすの会」高野山の納骨と永代供養墓

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会報No.67-令和6年(2024年)春

印刷に便利なPDF版こちらです。(会報No.67号

日本文化を開く「いろは歌」

いろ   と           ち
色はにほへど           散りぬるを

わか たれ そ          つね
我がよ誰  ぞ          常ならむ

うい おくやま          けふ こ
有為の奥山            今日 越えて

あさ ゆめ み          え   す
浅き 夢  見し         酔ひもせず

 このいろは歌(四十七文字)は「涅槃経(ねはんきょう)」というお経のことばから引用され、深い仏教思想(無常感)を簡潔に表したものです。

しょぎょうむじょう        ぜしょうめっぽう
諸行   無常          是生  滅法

しょうめつめつい         じゃくめついらく
消滅   滅已          寂滅  為楽

経文を平仮名(かな)四十七文字に訳したものが「いろは歌」で、そのを説明します。
『匂い豊かに楽しく咲いている花も、やがては散っていく。人も、いつまでも若くはない。生きとし生けるものは、必ず滅びていくものです。』
有為(うい)転変(てんぺん)の世にあって、奥深い苦悩の人生を、超えて行くべき道を「いろは歌」は教えています。

               ◇
 
「いろは歌」は平安末期以降、子供が初めて平仮名を習うときの手本として使われるようになりました。因(ちな)みに昭和の初め、戦前までは小学校の低学年で習得したものです。

 「いろは歌」は(弘法大師=空海)の作と言われています。

  • いろは四十七文字は漢字の草書をより平易につくられ、書の名人(特に草書の達人)として衆知である。
  • 著作に梵(ぼん)字関係の辞典や詩論など語学・文学にも大師の著作が厖(ぼう)大(だい)である。
  • わが国最初の庶民の子弟が学べる私立学校を設立されている。(綜(しゅ)芸(げい)種(しゅ)智院(ちいん))
  • 親しい友人や弟子等への私文書や書翰(しょかん)等に仮名(かな)文字が散見されている。(等々の理由に依り)

              ◇
 
「いろは歌」=平(ひら)仮名(がな)の誕生は、平安中期以降の教育や文学に与えた影響は多大で、「源氏物語」(紫式部)や「枕(まくらの)草子(そうし)」(清少納言)を初め数々の傑作を生み、芭蕉(ばしょう)の俳諧へとつながっていきます。

 「いろは歌」は、現在宗歌(・・)として信徒によって愛唱され、また仮名文字は日本国有の大和(やまと)ことばの文字として定着し、日本文明の基礎を築いてきました。

なむだいしへんじょうこんごう
    南無大師遍照金剛


弘法大師直筆とされる「いろは歌」歌碑
(高野山大師教会本部大講堂前)

ご挨拶


別格本山持明院
住職 竹内崇真

オン アボキャ ベイロシャノウ
マカボダラ マニ ハンドマ
ジンバラ ハラバリタヤ ウン

これは、「光明真言」と言う真言です。大日如来の真言であり、一切諸仏(すべての仏)の真言でもあります。この真言の功徳は、拝む者の諸々の罪を滅し、宿業・病障を除き、智恵弁才、長寿福楽を得、死者は苦を離れ成仏する事が出来ると説かれます。

 新年より、大きな地震により被害を受けられた方、様々な災いにて苦難を受けられた全ての方が「光明真言」の功徳によって仏徳を得て、安心な日常が戻りますように至心にご祈念を申し上げます。

 持明院でご供養を勤めることを廻向と申します。

 廻向とは、「めぐらせる・さし向ける」という意味の言葉です。我々はそこから転じて、修行にて積んだ善根や功徳をすべての衆生に廻らせ、覚りへとさし向けようとする事を廻向と申しております。ですので、僧侶が仏様の教えに則り本堂を荘厳し、亡きご先祖様の成仏を願い経文を諷誦(ふじゅ)し、ご参拝の皆様が無事息災であるように祈念する事が一番の廻向となります。

 この廻向は、もちろん修行を積んだ僧侶による功徳が甚深(じんじん)なるものではありますが、信者の皆様の廻向も大切であります。高野山奥の院へ参拝される、お布施をする、困っている人を助ける、亡くなった方を悼むなどの善い行いが自分の為だけではなく、他の人や世の中の為に廻らせていく事も廻向となります。行動によって廻らせることは難しくとも、心を廻らせることはそれほど難しくはありません。自分以外の人の事に心をめぐらせ優しい心をさし向けて頂くことで、皆様にも廻向していただきたいと思います。

 平和だと言われている現代でも、確かに苦しんでいる人がたくさんいらっしゃいます。皆様とともに祈り・願い、少しでも苦しみが無くなりますように。多くの方が救われますように廻向して参りたいと思います。

オン アボキャ ベイロシャノウ
マカボダラ マニ ハンドマ
ジンバラ ハラバリタヤ ウン

合掌

令和6年能登半島地震 災害義援金を高野山でも募集しております

 この度の令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 この地震により被災された方々の援護となるよう、高野町では「令和6年能登半島地震災害義援金」を受付しています。金剛峯寺第二駐車場横の高野町観光情報センターと、高野町消防署隣の宿坊協会中央案内所に募金箱を設置しております。皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

なお、はすの会事務局では北陸4県(石川県・富山県・福井県・新潟県)にお住いの会員様へ連絡をお取りし、皆様のご無事を確認しております。

こころの玉手箱

ヴァーチャル供養サービス・続編

 前号の会報(No.66)でヴァーチャル供養サービスが始まった旨をご連絡いたしました。取り急ぎ件数の多い地下の位牌や五輪塔から運用を開始しておりましたが、このたび地上墓と地下礼拝室にある特別五輪塔の会員様もご覧いただけることとなりました。

 加えて、2023年(令和5年)8月以降12月末までにお申し込みされた五輪塔・やすらぎ五輪塔・位牌の新会員様もデータを追加いたしました。

 上記に該当される会員様には、ヴァーチャル供養サービスログイン時に必要な会員番号と暗証番号を記載した用紙を同封しておりますので、ご都合の良い時間にパソコン・スマホからご覧になり、ご先祖様や故人様を偲びお参りしていただきたく思います。

 また、新たにログイン画面上に「上記画面を保存」のチェック欄を加えました。会員番号と暗証番号を入力後、チェック欄をクリックしていただきますとログイン情報が保存され、次回からのログインが簡単になります。

 今後もより精度向上を試み、メンテナンスを行い続けますので、どうぞよろしくお願いいたします。

「はすの会」事務局 30周年を迎えました

 高野山別格本山持明院より永代供養事業の業務委託を受けて(平成5年12月発足)以来30年目を迎える事ができました。

 30年前、将来先祖を祀り故人を思う気持ちとお墓事情を想像するに、このままでは途絶えざるを得ない継承等の問題を解決し、安心して託していただける永代供養墓の受け皿として、「はすの会」事務局は誕生しました。

 大阪事務局と高野山事務局を窓口に、ご縁をいただいております会員様からのご依頼にお答えし、現在は六名のスタッフで対応しております。

 大阪事務局では、ホームページ掲載や管理・会報作成、会員様からのご依頼電話の対応、会員様への年忌法要はがきの案内等の業務を行っております。

 高野山事務局では、法要のご依頼を受けた会員様への案内及び送迎、日々の仏舎利宝塔の清掃・槙花の手入れ、礼拝室への供養碑の安置などの業務を行っております。

 以上の日常業務とは別に、この30年の歩みを記述してみました。

一、 昭和60年4月 
   仏舎利宝塔開眼法要

一、 平成5年12月 
   永代供養墓等の業務受託

一、 平成13年   
   副住職(竹内崇雄)第44世住職就任

一、 平成16年
   高野山と高野山麓が「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産登録

一、 平成19年5月 
   第407世高野山真言宗座主 竹内崇峯ご逝去

一、 平成22年
   ホームページ自社立ち上げ

一、 平成22年
   開創1200年記念に合わせ、永代供養カタログ・案内の刷新

一、 平成27年
   ホームページリニューアル(外部委託)

一、 令和2年
    住職(竹内崇雄)が高野山真言宗大僧正に昇段

一、 令和4年
    会報誌内に「こころの玉手箱(エンディングレターお預かりサポート)」を新たに設ける

一、 令和4年
     副住職(竹内崇真)が第45世住職就任

一、 令和5年9月
    ヴァーチャル供養サービス開始

 仏舎利宝塔へご参拝に訪れる会員様に安全と安心を提供し続けるため、平成8年・平成11年・令和3年・令和4年と仏舎利宝塔改修工事(地上、地下内部・電気工事含む)をしました。

 これからも、『はすの会事務局』では会員様に安心してより良いと感じていただけるサービスを提供できるよう努めて参ります。そして、「別格本山持明院高野山永代供養墓に出会えて良かった」と思い続けていただけるよう鋭意努力してまいりますので、これからも引き続きよろしくお願い申し上げます。

春季合同法要開催のご案内

 会員の皆様方、コロナ禍が落ち着き今年こそは良い年であります様にと祈願する思いが、能登半島地震による大災害の年明けとなりました。大変に心が痛みます。

 高野山真言宗では早速高野町と一体となってお亡くなりになった方々へのご冥福をお祈りし、被災された地域の方々への救援・支援のための募金活動を始めております。

 別格本山持明院はすの会も同じ思いに立ち、合同法要を執り行わせていただきます。新型コロナウイルスやインフルエンザは依然として蔓延しておりますので、当日は十分注意を払って皆様を本堂へご案内いたします。

 3月下旬とはいえ、まだまだ下界より気温が低く雪が舞うことも珍しくありません。

皆様にはお元気でご参列いただきたいのですが、お身体を第一に、決して無理なさらずご計画ください。

◆日時

令和6年3月24日(日)
12時30分~13時10分頃
(法要時間約40分、集合12持15分)

◆場所

持明院・本堂
(和歌山県伊都郡高野町高野山455)

◆法要料(参加費)

無料
(ご希望によりお布施は受け付けております)

◆ご参加

自由・予約不要

◆佛舎利宝塔の参拝時間

 10時~15時30分まで

  • 法要の前後に佛舎利宝塔の参拝もできます。
  • ご親族だけでなく、ご友人なども参加いただけます。
  • 当日は12時30分からはじまりますので、15分前までに受付をお済ませください。
  • 持明院の駐車場台数には限りがございますので、できるだけ電車・バスでお越しください。
    南海電鉄の特急(こうや号・全席指定)は、一ヶ月前から予約できます。
  • 高野山は平地と比べ5~6℃気温が低く冷えますので、上着をお持ちください。
  • 持明院でご昼食を希望される方は、あらかじめご予約が必要です。
     3/18(月)までにお申し込みください。
     精進料理:お一人様 2,200円(税込)
          お子様向けも同額でご用意できます。
  • 南海電鉄高野線は令和6(2024)年1月20日にダイヤ改正をしております。南海電鉄ホームページからもご確認くださいませ。


南海電鉄ナンカイデンテツ 高野線コウヤセン 時刻表ジコクヒョウ土日ドニチダイヤ)
    難波ナンバハツ 高野山駅コウヤサンエキ
    8:13 10:07
  8:36 10:29
こうや5ゴウ 9:00 10:40
  9:02 10:50
  9:23 11:12
  天空テンクウゴウ 9:36 11:29
  こうや7ゴウ 10:00 11:42
    10:02 12:20
    高野山駅コウヤサンエキハツ 難波ナンバ
    13:50 15:56
  14:24 16:22
カエ   14:47 17:02
  こうや12号 15:10 16:50
  15:26 17:22
  15:52 18:02
  こうや14ゴウ 16:14 17:51
    16:31 18:23



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