持明院「はすの会」高野山の納骨と永代供養墓

  • 観光のご案内
  • 交通のご案内
  • はすの会会員の方
お知らせ・ニュース
トップページ / お知らせ・ニュース一覧

ワインが結ぶ世界の古道

毎日新聞(2015年6月1日)より
ワインが結ぶ世界の古道

世界に二つしかない古道の世界文化遺産[紀伊山地の霊場と参詣道」(和歌山県など)と「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」(スペイン、フランス)をつなぐワインで地域活性化を図るプロジェクトが今月、世界遺産に含まれる高野山(和歌山県高野町)で始まる。「巡礼路」が通るスペイン・ガリシア州で主に生産されるブドウを栽培し、両遺産の友好のワインとして売り出す。、【倉沢仁志、写真も】

高野山とスペイン

ブドウ畑を作るのは、高齢化率が65%に迫る富貴地区。近年は離農する住民が増え、町は耕作放棄地の活用法に悩んでいた。今年2月、ワイン造りに取り組み始めた「アコモファーム紀州」(同県有田市)関係者と町職員との間で、高野町でのワイン造りの可能性が話題になった。

醸造目指し今月ブドウ栽培

ファーム側が、海外のワイナリーでの勤務経験があるワインコンサルタントの中谷直木さん(45)=奈良県天理市=に相談。中谷さんは、昼夜の寒暖差が大き高野山がブドウ栽培の適地と判断し、町が筥貴地区の畑の所有者複数から栽培の同意を得た。中谷さんらは栽培晶種をガリシア州原産とされる白ワイン用の「アルバリニョ」に決めた。同州の州都サンテイアゴ・デ・コンポステーラはキリスト教3大聖地の一つで、フランスからピレネー山脈を越える巡礼路は世界遺産に登録されている。

今月6日、高野山・金剛峯寺の僧侶が立ち会い苗木の植樹式を行う。醸造用の実の収穫は来年夏、ワインができるのは2018年を予定する。この年は和歌山県とガリシア州が結んだ「姉妹道提携」の20周年に当たる。

中谷さんは「節目の年に初めてワインができるのも伺かの巡り舎わせ。同じ品種から造っても高野山では違った味わいになるはず」と期待する。

「アルパリーニョ」の笛木を手にする中谷直木さん
「アルパリーニョ」の笛木を手にする中谷直木さん=和歌山県有田市で

友好のワインが結ぶ 世界遺産の古道

友好のワインが結ぶ世界遺産の古道(



ページトップ