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空海の書写本(5/23)

毎日新聞(2013年5月23日)より

空海の書写本
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空海の書写本

発見された四天王寺大所蔵の「古今文字讃」上巻=高野山大密教文化研究所の大柴済圓・受託研究員提供

てんれい

「古今文字讃」4研究機関に

真言宗の宗祖弘法大師空海が中国・唐から持ち帰った書物「古今文字讃(ここんもじさん)」の書写本が、国立国語研究所研究図書室(東京都立川市)など4研究機関にあるのが確認された。高野山大密教文化研究所(和歌山県高野町)の大柴清圓・受託研究員が22日、発表した。

高野山大が確認

空海の著書「遍照発揮性霊集」には、814(弘仁5)年に嵯峨天皇に献上したとの記述があるが、これまで原本や書写本は確認されておらず、「空海研究や書道史上、貴重な発見」としている。

古今文字讃は、現在の隷書、楷書、草書とは異なるさまざまな古い「雑書体」を紹介する書物。上中下3巻あり、24文字がそれぞれ21種類の書体で書かれている。

書写本は、大柴研究員が国語研のほか四天王寺大恩頼堂文庫(大阪府羽曳野市)などの研究機関の蔵書の中から見つけた。雑書体では、空海が献上した「古今篆隷(てんれい)文体」の書写本(京都市・毘沙門堂所蔵、重要文化財)が現存している。今回発見された書写本の文字のほとんどはこの中に含まれいるものの、大柴研究員は「古今文字讃の方が文字が大きくダイナミックだ」と指摘している。

【上鶴弘志】



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