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参詣道に座主の石仏(11/23)

毎日新聞(2011年11月23日)より


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参詣道に座主の石仏

高野山入り口示す道標か

和歌山県教委は22日、高野山につながる参詣道の黒河道(くろこみち)で、室町中期の高野山真言宗総本山「金剛峯寺」の座主、重任(ちょうにん)が造立した地蔵菩薩立像の石仏が見つかったと発表した。座主作の地蔵石仏の発見は初めて。同参詣道は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」には含まれていないが、県教委は「重要な参詣道だったことを示す歴史的な発見」として登録を目指し文化庁に報告する。

県教委によると、地蔵石仏の側面には座主の作を示す銘文があった。後光を表す光背があり高さ70センチ以上、幅43センチ。同県橋本市から高野山につながる同参詣道の子継(こつき)峠(同県高野町)にあり、銘文に「峠」の字も確認され、高野山の入り口を示す道標だったと考えられるという。

黒河道は奈良方面からの最短の参詣道で、豊臣秀吉が雷鳴におののいて馬で駆け下りたと伝えられる。しかし周辺住民のみが利用した道と考えられていた。

調査担当の木下浩良・高野山大学図書館課長心得は「時代とともにどの参詣道が利用さ.れてきたか、変遷をたどれる可能性が出てきた」と評価している。

【藤顕一郎】


高野山につながる参詣道の一つ、「黒河道」の子継峠で見つかった地蔵石仏=和歌山県教委提供



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