持明院「はすの会」高野山の納骨と永代供養墓

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生かせ いのち(2011春-No.41)

同行二人、お大師さまと歩む清らかな人生

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生かせ いのち

―大師のみおしえ いまここに―

皆さまの高野山、そして吉野、熊野の紀伊山地の三霊場を結ぶ参詣道が世界遺産に登録されて、今年で七年目を迎えます。

これら三霊場には、紀伊半島を覆いつくす広大な森林を背景とする神や佛の宿る幽玄な霊域が、千年の年月を経て保存されてきた歴史とそれを守り育ててきた人びとの厚い信仰心があります。

日本人が大昔から抱いてきた民族固有の信仰では、山川草木、いたる所に神々がいますと崇敬し、自然を大切に保存してきました。

弘法大師が中国からもたらされ、日本で大成された真言密教の教えでは、人間や動物だけではなく、あらゆる物には「いのち」が宿り、この世に存在するすべてのものは、等しく佛さまになる性質を具えていると説かれています。また天台宗でも同様の教えが示されています。

現在私たちは科学技術文明の発展のおかげで物質的には極めて満たされた生活を送ることに慣れきっています。そのため地球の資源は枯渇に瀕し、大気は汚染し、異常気象が常態化してしまいました。

管長松永有慶大僧正の年頭のごあいさつでは、こうした事態を憂い、私たち地球に住む人類や動植物が末永く生き残るためには、今こそ信仰厚い人たちが率先して、宗派を超え、民族の垣根をこえて自然破壊の阻止と自身の日常生活の見直しを積極的に働きかけてゆかねばならないと呼びかけられています。

皆様のご先祖様や、最愛の故人様のご供養の場所としてお選びいただきました高野山は、千二百年来いのちを大切に扱ってきた場所です。ぜひそのことを感じ取って頂ければと思っております。

「はすの会」としましても本山の趣旨“生かせいのち”を心とし、微力ながら、皆さまのご先祖や愛しい方々が眠る高野山奥の院を、お大師さまの里として、いつまでも美しく護り続けてまいりますので、今後ともよろしくご支援賜りますようお願い申し上げます。

南無大師遍照金剛

有縁をつくりつづける

別格本山持明院住職 竹内崇雄

梅のたよりも聞かれる今日此頃でございますが、未だ厳しい寒さが続きます。

「はすの会」会員の皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。

「無縁の人々をつなぎ、有縁をつくる」のが、寺院の持つ大きな役割の一つであります。

故人や御先祖様のご供養はもちろん、宿坊としてお寺をご活用頂くことも、高野山とのご縁をつくる為には、無視できませんが、なんといっても佛舎利宝塔(永代供養墓)の存在は、有縁の方をつくる大きな役目を果たしています。

無縁墓にならないようにと、ご縁を頂きました、「はすの会」会員様同士が、親しくなりそれが有縁となり、又道中や高野山内での出会い、僧侶、寺院の方、はすの会事務局員とのご縁も、有縁となります。

合同法要を初め、個々の法要は申すまでもなく、会報等を通し皆様とのご縁を深め、また新しいご縁をつくり続けてまいります。

間もなく春季合同法要の日が参ります。会員の皆様には、ご多用の事とは存じますが、より一層ご縁を深めるためにも、ご先祖様や亡き方の追善のためにも、ぜひ高野山にお越し下さい。お待ち申し上げております。

(合掌)

住職

雑感

●はすの会 事務局代表● 上善 嘗二

戦時中、疎開先を共にした旧友M君の奥様から、今年はついに喪中欠礼のハガキをいただきました。

しかし、私はその中にある句を読んで感銘いたしました。

生き死にも
老いも 病ひも 友にして
お慈悲の中に
けふも 生かされ

人生の伴侶をなくされた奥様の心中はとても穏やかなものではないはずです。ですがこの句からは、「自分は悲しんでいるだけでなく、残された人生を四苦(生老病死)と共に生き、生を全うしていく」という凛とした意志が感じ取れます。

これを見て私も、M君のご冥福を祈るとともに、ぜひこのような思いを持って、これからもはすの会で励んでいきたいと思いました。

はすの会 会員便り

北海道に住むK様ご夫妻は、平成20年(2008年)に最愛のご子息を失われました。享年は27歳で、ようやく大学院をご卒業されようかというとき、事故にあわれたそうです。

昨年、三回忌をお済ませになられたあと、縁あって高野山へご納骨され、あわせて永代供養のお申し込みをいただきました。
今回はその方からいただいた年賀状をご紹介いたします。


(画像のクリックで拡大します)


新春のお慶びを申し上げます

昨年はお世話になりありがとうございました。

高野山へ息子を連れて行く事が出来ほっとしております。

息子が亡くなって世界遺産である高野山を知ることができたというのも不思議な縁を感じます。

そして弘法大師様の所へ就職出来たような気がしています。

息子は国立大学の大学院の学生でした。亡くなった年の春には千葉への就職が1年前から決まっておりました。

行く準備も少しずつ始めているところの突然死(1月28日死去)

ショックでショックで、夢でも見ているような感じでした。

亡くなってからもうすぐ3年が経とうとしておりますが、今でも夢ではないのかと思ってしまいます。

とっても頭が良くて、優しくて、私たちはとても頼りにしておりました。

クラシックが大好きで、亡くなる2週間前にも札幌でピアノのコンサートに行きピアニストにサインをもらっていたのを思い出します。

千葉へ行ったらサントリーホールのコンサートに一緒に行く約束もしておりました。

子供が親より先に逝くということは新聞やテレビのニュースで他人事のように思っていました。

どうして、家の息子がと思ってしまいます。

いつになったら、涙がとまるのでしょうね。

今年もそちらに伺いますので、何卒宜しくお願い致します。

このハガキをいただいたとき、本当に息子様は努力家で思いやりのある優しい方だと感じました。

またこれからの日本を背負い立つ貴重な人材を失ったことは、悲しみの一言だけでは表せないと思います。

はすの会でもできるかぎりお手伝いをさせていただきますので、いつでも息子様に会いにお越しくださいませ。(スタッフ一同より)

持明院のお坊さん紹介

  • プロフィールをお願いします

僧名 : 宮田諦俊(たいしゅん)
生年 : 昭和51年
出身 : 愛媛県・大洲市
卒業 : 高野山大学

  • お坊さんとなったきっかけは?

家が真言宗・聖臨寺という寺なので、もともと僧侶という職業に抵抗はありませんでした。そして自分も兄と同じ道として、高校時代に決めました。

  • 持明院に来られたきっかけは?

兄が家を継ぐ以上、自分は外の世界を勉強するため、修行に出るなら格式のあるところをと思っていたところ、縁あって持明院さんのご紹介を受けました。

  • ご家族は?

嫁と2歳になる娘の三人でいっしょに高野山に住んでいます。

  • 最後に一言

まだまだ修行中の身ですので、これからもご指導ご鞭撻のほどをお願い申し上げます。

(合掌)

宮田諦俊

唇を動かさずに低音を響かせる独特な詠唱法にファンも多い

社用車が新しくなりました

佛舎利宝塔や高野山駅へのお迎えなど、皆様の足として大活躍してきた黒の日産・キャラバンですが、さすがに寄る年波には勝てず、とうとう昨年で引退いたしました。

新しい社用車は同じく日産・セレナで、色は銀色(シルバー)です。

大きさは一回り小さくなりましたが、中の広さはそれほど変わらず、むしろ乗り心地は格段とよくなりました。

これからもスタッフの一人(一台?)として可愛がってもらえればと思います。

セレナ

新車は日産・セレナで、色は銀色(シルバー)に変わりました。お間違えのないようお願いいたします。

春季合同法要のご案内

高野山にも春が訪れようとしております。
今年も皆様ぜひお参りにお越し下さい!

日時 平成23年3月20日(日)

12時30分

~13時15分まで
(集合12時15分)

場所 持明院本堂
法要料 無料(ご希望によりお布施は受け付けております)
ご参加 自由・予約不要
仏舎利宝塔の

参拝時間

午前の部
10時~11時30分まで
午後の部
法要後~15時30分まで
  • 親族以外にも、ご友人などもご参加いただけます。
  • 当日は12時30分ちょうどから始まりますので、15分前までにお越しください。
  • 持明院には駐車場がありますが、台数に限りがございますので、なるべく電車・バスをご利用ください。
  • 持明院で昼食をご希望される場合はご予約が必要です。
    お一人様2,100円(税込)
  • 持明院は宿坊もしております。どうぞご利用下さい。
    宿泊・大人一名8,400円

食事・宿泊の予約ページ

合同法要の参加は自由で、とくにご予約はなくても構いませんが、あらかじめ大まかな人数を把握したいので、参加をご予定の方は人数をご一報いただければ助かります。

合同法要お申し込みのページ

南海電車時刻表(土曜・日曜日用)

難波駅発 高野山駅着
7:24 9:18
8:00 (こうや1号)

9:33

8:12 9:57
9:00 (こうや3号) 10:34
9:02 10:45
9:24 11:06
10:00 (こうや5号) 11:32
10:02 11:53
10:24 12:07
11:12 (こうや7号) 12:49

高野山駅発 難波駅着
13:18 (こうや8号) 14:50
13:39 15:24
14:03 16:02
14:40 16:24
15:03 17:02
15:19 (こうや10号) 16:50
15:45 17:36
16:20 (こうや12号) 17:50
16:31 28:24
16:56 (こうや14号) 18:26

※この時刻表は平成22年3月1日から11月30日までのの土曜、 日曜日用です。
※直通以外に橋本で乗リ換えが必要な便も含まれておりますが、発着の時刻は上記の通りです。

編集後記ホームページ版

今回の会報はいかがでしたでしょうか。事務局ではご意見、ご感想、投稿記事を募集しております。(会報への投稿ページ

上善 嘗二
<雑感>でご紹介したM夫人の喪中欠礼のハガキの全文は、紙面の都合で削除しましたが、“句”の続きに生前中の謝意を述べられたあと、「残りました私達は心を合わせ、前向きの刹那精進の日々を送らせていただく所存でございます」と確かな決意表明が綴られていました。

いま、Y子様初めご遺族ご一同様の前途に幸あれ、と心から願っています。

浜田 雅道
会報の作成には毎号ネタ作りで頭を悩ませているのですが、今回は“こうやくん”特集を企画し、すでに原稿もできあがっていたのに、あっさり蹴られてしまいました。(泣)しかし、“こうやくん”には“せんとくん”に負けないキャラクターに育ってもらうためにも、どこかの回でこのネタを復活させようと今から画策しているところであります。(笑)
前田 昭博
プロ野球界で今一番注目されている、佑ちゃんこと、斎藤佑樹投手がインタビューで、一番プレッシャーを感じる事は?と聞かれ、「期待以上の結果を出さなければ、と言うことです。」と!やっぱりがっかりさせたくない思いが強いのでしょう!私たちスタッフも、ご縁を頂いた会員様に「高野山で、持明院で、はすの会でよかった」と感じていただく為に何をすべきかを常に意識して勤めさせて頂きます。これからも宜しくお願いいたします。



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