持明院「はすの会」高野山の納骨と永代供養墓

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高野山の名所 総本山金剛峯寺(1998春-No.6)

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高野山の名所
総本山金剛峯寺

金剛峰寺

金剛峯寺は豊臣秀吉が母堂の菩提のために建立した青巌寺が現在の金剛峯寺といわれている。本殿はその後幾度かの火災により建物を焼失したが、文久2年(1862)に再建された。

高野山真言宗全国3600ヶ寺の総本山として、主殿は東西60メートル境内は約5万坪の敷地内に鐘楼、別殿他歴史的に有名な建物を数多く有している。

特に襖絵は室町時代より障壁画で有名な狩野派の創始者である狩野元信から江戸時代の狩野探幽など、自筆の襖絵が見られる。

柳の間は豊臣秀次が自害させられた所、いろいろ鑑賞したいと思う歴史的遺産が多い。

持明院住職竹内崇峯大僧正様は高野山真言宗前官長としてご活躍なさいました。当時は金剛峯寺で執務なさることが多く、現在も高野山全山で多くの方々から敬われております。

お経はなんであげるのですか?

私たちの生活のなかで、お経を聴かせていただく機会が多いのですが、お経のことについて教えてください。

会員の方からこのようなご質問を頂戴いたしました。とにかくありがたく神妙に聴いていなくてはならないものと、考えている方が多いと思います。

中には独特の節回しでなにか暗いイメージをもっている方が、特に葬儀のなどの場合などで聴かせてもらう機会が多いので、いると思います。

ところが、実際に仏教の経典にはお釈迦様の教えを示されているだけではなく、文学性の香り高い経典まで実に素晴らしい内容で、多くの知識入がこよなく愛読しています。

「般若心経」や「法華経」など、有名な経典は解説書がたくさん出版されていますので興味のある方はご一読をお薦めいたします。

経は「布の縦糸」という意味が梵語にあります。スートラと言います。ちょうど一本の糸に花を通して花輪を作るように、お釈迦様の教えを口伝されてきた文句を集めてできた金言集をスートラ=経というようになったと言われています。

大切な聖典の文句を授げられた弟子が、その文句を次の世代に伝えていくということは当時のインドではたいへん尊重され、現在にいたるまでその伝統は守り続けられています。

三千余もある経典

お経には大乗仏教と小乗仏教に分けて二種類あります。大乗仏教は普通の人々を対象に小乗仏教は出家者を封象に救われる仏教として信仰されてきました。

有名な大乗経典は「法華経」で釈尊は方便のために仮に死んだように見せかけているだけで本当は永遠の昔より未来永劫にわたって覚に存在し、法を説きつづけているという考え方を示している{久遠実成の本仏}はよく知られています。

約三千のお経があると言われています。

その中で、各宗派によりお経の唱え方は違いますが、高野山真言宗の場合は仏前勤行次第に台掌礼拝、懺悔文、三帰などなどのしきたりの中に般若心経、理趣経、観音経などが唱えられます。

お経は仏さまへのおもてなし

私たちがお客様に接する時の礼儀のようにご先祖様の供養は、仏さまという恩師に対して感謝の御馳走をすることが供養の原点です。

そして、仏さまの教えを信奉しているという意思表示をする意味がお経を詠むことなのです。

これは僧侶の方が多くの人の前でお経を唱える場合は、丁度仏さまが極楽で説法する場合を象徴していると考えられます。僧侶の方は仏さまの代わりと考えられています。

仏さまの代わりにお経を唱えると導師は、丁度お家では訪問客の立場になり、導師が高座についてから私たちは腰をおろはして正座をすることが礼儀になります。

お経は仏さまにに対してのお供物の一つとして考えられます。

仏さまとして衆生に説法

僧侶=導師

供養(お経を唱える)=おもてなし

ご先祖さま

もうすぐ春の合同淒要があります。ことしからお経本来の意味を少しでも理解し、私たちの生活に生かしていければと考えております。

出所
仏教入門(ひろさちや)
仏事のしきたり百科(太田治)
仏前勤行次第(高野山真言宗教学部)

佛舎利宝塔が六月書房出版の永代供養墓写真集に紹介されました

永代供養墓写真集

昨年12月に六月書房で出版されました「永代供養墓写真集」に日本の代表的な永代供養のひとつとして、豪華な写真集に高野山奥の院「佛舎利宝塔」が紹介されました。

この写真集は、これからのお墓のあり方について永代供養墓がもっともふさわしいと説明しております。

「ライフスタイルが急激に変化した日本ですが、こと葬儀や墓地ということに関してはそこに宗教的な意味合いが含まれていることもあり、保守的な考え方が主流であり21世紀を間近に控えた昨今、これまでと
は違った新しい葬送の形態が現れてきています。

(中略)

永代供養墓は今後承継者の居ない人だけではなく墓所選びの一つの選択肢として、遅かれ早かれ幅広い層に支持されていくものと思われます。」

B4版117ページ
価格 18,000円

仏教より学ぶ人生

簡単にナイフで人を刺し殺す。

今、いちばん求められられているのは忍耐の心ではないでしょうか。

人の非分をいいかるを、十度無理忍えにこらえたらば、その後はしぜんに勝になるべし

日連宗(日奥=にちおう)

他人があきらかに無法であることが判っていても、十回ほど我慢に我慢を重ね、耐えしのべば、そのあとは自然にこちらが勝ちになると日奥上人は言われています。

但し、この勝ちというのは、勝負ごとではありません。また金銭上のトラブルでもありません。我慢することには違いないのですが我慢させて戴くという境地です。

一瞬の忍耐が切れたときに、簡単にナイフで人を傷つけるたり、暴力的な行為をとる。

国と国との紛争問題になりますと、多数の罪のない人々が命を落とす場合はいくらでもあります。

日奥上人は信仰の異なる人には仏教を説かず、また布施も受けないという純粋な生き方を生涯通しました。

忍耐ということは、言葉だけではなんにもなりません。実行あっての忍耐です。

寺

清潔を心がけ老臭をブロック

(新聞の切り抜きから)

著名な作家の晩年の話で「80を越した先生が、老いのにおいというものをことのほか気にされて、オーデコロンを含ませたハンカチを、ポケットや和服の柚にさりげなく入れておられたのを懐かしく思い出しました」との事。

むかし、戦場におもむく武士が、兜にたきしめてたという話を読んだ事がある。男性のそういうたしなみはすてきだ。身ぎれいにして爽やかな香りを身にまとう、そんなおしゃれは、老若を間わず心にとめておきたい。

まして、女性はそういう基本的なおしゃれは忘れたくない。 (中略)

しまっておいたカーディガンの手入れが悪く、かびのにおいがしたので、うっかり香水を多めにつけた。

そのにおいに気持ちが悪くなって、以来、香水が苦手になった。

その代わり、体臭には気をつけ、下着は毎日とりかえ、外出の時は必ず歯磨きをする。髪は長くせず、冬でも三日に一度は洗うという習慣を多少の努力をして守っている。

年ごとに不精になるのが「老い」なのか、面倒だなと思うときが多くなっていきたが、長い習慣になっているので、からだの方で動いてくれるのがありがたい。

毎日清潔な衣類を身につけるために、今の私には体力的に全自動洗擢機は必需品になっている。クリーニングに出すのも増えている。これは必要経費と考え、惜しまないことにしている。

健康でも老臭を防ごうと思えぱ、結構お金もかかることを生活設計の中に加えておきたい。

(生活評論家)

皆様の作品ご紹介

今回は俳句の秀作をご紹介いたします。

(はすの会)会員川崎秀雄様とご友人の上田護様と白川公様、心温まる作品ばかりでございます。

徳島市 上田 護様

無明なを 秋の蛍の 行方かな

蛍は夏を終えて、それぞれに成仏しているのに、自分だけ季節外れの秋になっても、まだ無明の闇を彷っている。

冬ざれも ついに我が身に 及びけり

職を退き 浮世と言うを 簾(すだれ)越し

上の句は1500名の中で第一席(グランプリ)を獲得した秀作です。

上田さんは(秋の蛍)とか(夏落葉)とか季節はずれの言葉を上手に使います。
(川崎様評)

五十七番札所 栄福寺 住職 白川 公様

どん栗に 放心の 頬打たれけり

いかにも出家僧侶らしい句です。このどん栗は仏様か弘法大師かと解釈をしました。
(川崎様評)

白川ご住職は川崎様の学校時代からのご親友。白川ご住職いわく「俳句はええわ、水もやらんでよいし、手間もかからんし」今も童心に帰れる心の余裕が本当にうらやましい限りです。

花

(はすの会)会員 川崎 秀雄様

往く水に 別れ惜しむか 蝉時雨

家内が息を引き取りましたのが、8月27日でした。病室に惜別の声かと思える往く夏を惜しむ蝉の大合唱が聞こえて来たものです。

毎年夏の終わりになりますと、つい蝉の声に耳を傾けてしまいます。

亡き友の 在りし日偲ぶ  しのぶ草

平成12年に瀬戸内今治ルートの架橋が完成します。この年を記念して母校の池田高校の同窓会を57番札所の栄福寺で行う計画があります。

栄福寺の住職は同窓生の白川公君です。実はその時に現に他界しております同窓生徒五十名の物故者の法要を白川君にしてもらいます。一学年150人いました。

その霊前に捧げる一句として、読みました。

冬野菜 両手に提げし 鰊夫(やもめ)かな

浅漬を作ろうと、スーパーで白菜と大根を買い、両手にぶら提げております自分自身に一句。

蜻蛉(とんぼ)とて わが身の墓は 欲しかろう

打ち水の 手を止めさせて きりぎりす

梅見酒 一人飲む身に 時雨かな

私も俗世の事は卒業したいと思いつつも、子供達がそれぞれ事業で独立したいという希望があれば、放ってもおけません。 「子は三界の首枷」と言いますが、やはり、 「子に過ぎたる宝なし」という気持ちがあればこそでしょう。

静けさや 佛閤一の花に 寒明り

寒々と 佛間の花に 夕日落ち

普段静かで寒々とした仏間に、よろい戸からの夕日が、供えた花を薄暗い空間の中で美しく輝かせました。

木

事務局だより

●春季合同法要のご案内

今年から合同法要は春と秋の二回になりました。春の合同法要は下記の日時で行います。

春とはいえ、高野山は平地より一ヵ月は季節が遅れてやって来ますので、まだ肌寒さが残ります。

日時 3月21日(土曜日)
12時30分より行います。
場所  「佛舎利宝培」前

○雨天の場合は持明院本堂に変更されますが、事前に事務局宛お問い合わせください。

はすの会会館休館日のお知らせ

毎週月曜日・水曜日が休館となります。

なお、どうしても休館日にご来山をご希望の場合は、誠に恐縮でございますが下記宛事前にお電話でご相談ください。

06-6348-0338



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